Posts tagged "安藤希"

顔泥棒|評論家を燃やせ!(いいニオイさ)

★★★ 伊藤潤二のホラー漫画を実写化したドラマ。主演は『さくや妖怪伝』の安藤希。 高校を舞台に、自分の顔を狙った相手と同じ形に変化させる妖怪【亀井桃子】の恐怖と悲哀を描く。 安藤が演じたのは、【亀井桃子】に顔を“盗まれた”女子高生と、その変身後の【桃子】。一人二役を見事にこなしている。 また制服や私服はもちろんのこと、シェイクスピアの劇を演じてみたり、体育館でスケ番にボコられてみたり、ピンク色のヘ […]

meixianG『僕の部屋』|評論家を燃やせ!(いいニオイさ)

★ 『紀雄の部屋』のDVDには、特典映像としてmeixianG(ミキサング)が歌うエンディング・テーマ『僕の部屋』のミュージック・クリップと、同曲を収録したCDが付属されている。 『紀雄の部屋』は1時間弱の短編映画だったが、ミュージック・クリップの方も約20分の短編映画として作られている(監督や脚本家のクレジットはなし)。 主演は、同映画で脇役を務めた安藤希。テレビ東京系列の深夜TVドラマ『ヴァン […]

紀雄の部屋|評論家を燃やせ!(いいニオイさ)

★★ プロレス・オタクの主人公【紀雄】と、“不思議ちゃん”の恋人【綾子】の同棲生活をコメディ・タッチで描く、60分弱の短編映画。 短編映画は90分前後の中篇作品とは違ったまとめ方・見せ方をしなければならないが、この映画の場合は、コントの寄せ集めといった感じでストーリーの体をなしていない。 主人公カップルを始めとして、ヘンテコなキャラクターが登場し、ただひたすらヘンテコなことをする。それ以外には何の […]

陰陽師 妖魔討伐姫|評論家を燃やせ!(いいニオイさ)

★ その美貌と独特の表現力にもかかわらず、安藤希という女優がいまいちマイナーな印象から逃れられなかったのは、一時期、こういう貧乏臭いZ級ホラーに出まくっていたからではないか。いくら役者が仕事を選べないとはいえ、その仕事のせいでかえって負のイメージが助長されるという悪循環。 『陰陽師 安部晴明』と同じく、学研のオカルト雑誌『ムー』が監修しているが、今回はドキュメンタリーではなく、ドラマだ。 従来「陰 […]

踊るやくざ 組長は、わたし!?|評論家を燃やせ!(いいニオイさ)

★★★ 「ホラー・クイーン」のイメージが強い安藤希だが、 『富江 最終章~禁断の果実~』におけるコケティッシュな演技で垣間見せたように、 コメディエンヌとしての資質も兼ね備えている。 そんな安藤が主演する『踊るやくざ 組長は、わたし!?』は、観客動員数18,500人(2006年当時)を記録したとされる舞台喜劇シリーズの映画版。同シリーズの企画・制作を行なう「株式会社ファイナル・バロック」の代表であ […]

あなたの隣の神隠し|評論家を燃やせ!(いいニオイさ)

★ 『陰陽師 安部晴明』に続く、オカルト雑誌『ムー』監修のドキュメンタリー・ビデオ。 今回のテーマは《神隠し現象の謎》。こちらでも安藤希を起用している。情報とドラマが交互に流れる構成も同じだ。 幼い頃、山で遊んでいた安藤とその友人は、神隠しに遭遇。 安藤は捜索隊に発見されたものの、友人の行方はついにわからなかった。 それから十数年後、二人は謎の洋館にて再会を果たす。 彼女たちの会話を軸に、神隠しに […]

陰陽師 安部晴明|評論家を燃やせ!(いいニオイさ)

★ 陰陽道の基礎知識や、安部晴明にまつわる伝説を紹介するドキュメンタリー。学研の老舗オカルト雑誌『ムー』が監修し、その編集長も解説者として登場する。 ナビゲーターは、『さくや妖怪伝』を始めとして数々の怪奇映画で主演を務めた、女優の安藤希。 本作の特色として、情報の合間に、安藤をフィーチャーしたドラマが並行するという点が挙げられる。 陰陽道に関する知識を深めていく安藤が、やがて自ら安部晴明の血を引い […]

放郷物語|評論家を燃やせ!(いいニオイさ)

★★ 日常の何げない光景ややりとりを、もったいぶったテンポでダラダラと映す。悪い意味で典型的な「日本映画」という印象である。 高校を卒業したばかりの少女とその親友、さらにその恋人が織り成す淡い三角関係がプロットの軸となる。 他にも、音信不通の娘を探すバスの運転手、犬の飼い主を探すホームレス、コンビニ店員、離婚寸前の夫婦など、同じ町に暮らす人々の生活模様を同時進行させて、いわゆる『マグノリア』的な構 […]