Posts tagged "PV"

安倍麻美『空の記憶』|評論家を燃やせ!(いいニオイさ)

★ 『水の記憶』『風の記憶』に続く、安倍麻美のプロモーション短編映画3部作の第3弾。3rdシングル『きみをつれていく』のカップリングDVDに収録された。 建築家を目指す女子高生が、夏休みの朝、受験勉強のために図書館へ向かう途中で、バスをうっかり乗り過ごしてしまう。 乗り過ごしてしまったなら次の停留所で降りて引き返せばいいと思うのだが、いつしかバスは現実世界の日常を離れ、主人公の記憶にある人々が一人 […]

安倍麻美『風の記憶』|評論家を燃やせ!(いいニオイさ)

★★ 2ndシングル『Our Song』のカップリングDVDに収録の短編映画では、安倍麻美が一人芝居に挑戦している。 舞台となるのは、革命が勃発した世界。正規軍のメンバーである安倍は、反乱軍のリーダーと、密かに愛し合っていた。彼女は携帯電話を通し、彼に争いの愚かさを訴える。 歌手としての安倍麻美は、音程も声量も不安定で、おせじにもプロのレベルに達しているとは言い難いものの、俳優としてはひそかに期待 […]

安倍麻美『水の記憶』|評論家を燃やせ!(いいニオイさ)

★★ 「モーニング娘。」の安倍なつみの妹、安倍麻美のアイドル・デビューにあたって、初期3枚のシングル初回盤にはそれぞれ麻美を主演に据えた短編映画のDVDがカップリングされていた。本作はデビュー曲『理由』の初回盤に収録。 退屈な毎日を過ごしていた女子高生が、内なる声に導かれ、この世界に生まれた喜びを知るという筋書きだ。 おのずと注目が集まるのは、安倍麻美の演技力。 これが、意外に巧いのだ。表情の作り […]

HIDE×TUSK『Seth et Holth(セス・エ・ホルス)』|評論家を燃やせ!(いいニオイさ)

★ Xがいわゆる「ヴィジュアル系」の先駆者とされているのは、その奇抜なファッションや音楽性が後続バンドに多大な影響を及ぼしただけでなく、彼ら自身の手で新人を発掘・育成してきたという実績にある。 リーダーのYOSHIKIが社長を務めたインディー・レーベル「エクスタシー・レコード」からは、LUNA SEA、LADIES ROOM、東京ヤンキース、YOUTHQUAKE、GLAYなど後にシーンの顔役となる […]

meixianG『僕の部屋』|評論家を燃やせ!(いいニオイさ)

★ 『紀雄の部屋』のDVDには、特典映像としてmeixianG(ミキサング)が歌うエンディング・テーマ『僕の部屋』のミュージック・クリップと、同曲を収録したCDが付属されている。 『紀雄の部屋』は1時間弱の短編映画だったが、ミュージック・クリップの方も約20分の短編映画として作られている(監督や脚本家のクレジットはなし)。 主演は、同映画で脇役を務めた安藤希。テレビ東京系列の深夜TVドラマ『ヴァン […]

一世風靡SEPIA『現在(いま)が好きです』|評論家を燃やせ!(いいニオイさ)

★★★★★ 《和》のイメージを強く打ち出し、熱き漢の生きる道を体現した異色ダンス・グループ「一世風靡SEPIA」が主演する短編映画。 「ソイヤソイヤ」という奇怪な掛け声が耳を突く、代表曲『前略、道の上より』と、そのシングル盤のB面に収録された、これまた男臭いスポークン・ワード『セピアカラー』を軸に、スラップスティックな群衆劇を繰り広げている。 一世風靡SEPIAが解散し、メンバーはそれぞれ別の人生 […]

BALZAC『Marchen aus dem horrorwald』|評論家を燃やせ!(いいニオイさ)

★★ 日本のホラー・パンク・バンド、BALZAC(バルザック)のDVD付きシングル『D.A.R.K』に収録された短編映画。 バンドのイメージ・キャラクターである【紙袋男】を主人公にした、無声映画調のゴシック・ホラーとなっている。 BALZACがヨーロッパ・ツアーを行なった際に訪れた、ドイツの古城が舞台。 スタッフには実在したシリアル・キラー(連続殺人犯)の名前が宛われているが、実際に監督を務めたの […]

安倍なつみ『たからもの』|評論家を燃やせ!(いいニオイさ)

★★ インターネットの動画配信サイト「GyaO(ギャオ)」で放映されていたドラマ。 安倍なつみが、主人公の【千(せん)】を演じる。【千】名義でリリースした同タイトルの歌が、ストーリーの下地となっており、さながら長編プロモーション・ビデオといった形だ。 5歳の時に病気で母を亡くし、15歳になってから、阪神淡路大震災で父と死に別れた、孤独な主人公【千】。今は上京し、一人暮らしをしているが、バイト先のガ […]