田舎育ちの【チャールズ・バレンタイン】という女の子が、都会に出てロック・スターとして成功し、やがて引退するまでを描いた、米国製のアニメーション作品。

日本では、アップリンクがソフトを販売している。

ここではないどこか、これではない何か。今の私じゃない、もっと私らしい場所、私らしい出来事がきっとあるはず。そんなことがマッチ1本程のほんのささい な事から始まるとしたら・・・。

このような胸躍る宣伝文に惹かれて購入したが、結論から言うと期待外れであった。

じつのところ、宣伝文から想起されるような希望と感動に満ちた物語ではなかった。むしろスターを夢見た少女の挫折に力点を置く、ビター・エンドな内容だ。

しかも、どういうわけだか擬似ドキュメンタリーのような構成になっていて、ストーリーは登場人物の独白によって進められる。

実在しない人物のインタビューなど見せられても、興味などもてるはずがない。40分足らずという短い作品ながら退屈してしまった。

人気の凋落を悟った【チャールズ】がステージ上で自らを弔ったりと、目を惹くエピソードもある。しかし、無味乾燥なドキュメンタリー形式では、感動のテンションを高めることができない。ただ目の前を通り過ぎていくだけであった。