Posts tagged "モキュメンタリー"

日本のこわい夜 特別篇 本当にあった史上最恐ベスト10 |評論家を燃やせ!(いいニオイさ)

★ 人気お笑い芸人たちが、テレビの怪奇特番の収録中に、本物の霊と遭遇してしまうといった趣向の2時間ドラマ。2005年の夏にTBS系列で放送され、翌年にはエイベックスからDVD化されている。 くりぃむしちゅーを司会に、劇団ひとり、ヒロシ、さくら、ユンソナ、なぎら健壱といった実在の芸能人たちが、本人の役で出演する。 前半1時間は、本作がドラマであるということを隠し、オーソドックスな怪奇特番に見せかけな […]

蠢く森 プライマル・フィアー・プロジェクト|評論家を燃やせ!(いいニオイさ)

★ もうタイトルからして察しがつくけれど、今となっては懐かしい『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』の便乗モノである。 本家のとおりいちおうドキュメンタリー形式になっていて、女性の超能力者が、幼くして死んだ我が子の霊を追いかける姿を描いている。 また同時に本作は『ほんとにあった!呪いのビデオ』にも便乗している。 画面の端々に、ストーリーとはまったく関係ない幽霊が、わざとらしく映り込むのだ。 『ほん呪』 […]

世紀末の呪い 増殖|評論家を燃やせ!(いいニオイさ)

★★★★ 1997年、遊び仲間の少女をリンチの末に生き埋めにした3人の女子高生。 1998年、小学校のプールに幼女を沈めて殺したひきこもりの少年。 1999年、見ず知らずの妊婦を包丁で刺殺した優等生の少年。 1981年に両親と兄を金属バットで殴り殺した男のインタビューを軸に据えながら、90年代後半に若者たちが起こした3つの不可解な殺人事件の原因を究明する――という体裁の擬似ドキュメンタリー(むろん […]

邪願霊|評論家を燃やせ!(いいニオイさ)

★ 今や『ノロイ』などですっかり定番となった、擬似ドキュメンタリー形式による和製ホラー映画の元祖とも言える作品。 『ノロイ』に登場する魔物【かぐたば】は、取り憑いた人間の精神をじわりじわりと崩壊させていくタイプだったが、この映画の幽霊は、車を爆発させたり、撮影のセットをメチャクチャにしたりと大暴れだ。 しかし、そんな派手な演出の割には、復讐の動機がたんなる「痴情のもつれ」というのは、あんまりにも貧 […]

ヒストリー・オブ・グラマー|評論家を燃やせ!(いいニオイさ)

★ 田舎育ちの【チャールズ・バレンタイン】という女の子が、都会に出てロック・スターとして成功し、やがて引退するまでを描いた、米国製のアニメーション作品。 日本では、アップリンクがソフトを販売している。 ここではないどこか、これではない何か。今の私じゃない、もっと私らしい場所、私らしい出来事がきっとあるはず。そんなことがマッチ1本程のほんのささい な事から始まるとしたら・・・。 このような胸躍る宣伝 […]

ドラッグレス|評論家を燃やせ!(いいニオイさ)

★ ある若い女性の不審な死をきっかけに、テレビのドキュメンタリー番組のスタッフがカルト集団に潜入するという筋書きのモキュメンタリー(擬似ドキュメンタリー)。ちなみに脚本の小中千昭は、それ以前にも『邪願霊』というモキュメンタリー作品を手がけている。 カルトのリーダーは会員に対して、非合法な薬物を用いることなく、簡単な手術を施すことによって脳内麻薬「エンドルフィン」を活性化し、至高の快楽を与えるという […]