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テレビ東京系列にて、毎回たった3分間だけ放送されていた連続ホラー・ドラマ『MISAKI』が、そのソフト化にあたり前編(本作)と後編(続編『MISAKI2』)の2本にまとめて編集された。
トータルで収録してもせいぜい1時間なのに、わざわざ別売りにするところがいやらしい。結果として、約80分の収録時間の内、本編は30分、残り50分は延々とメイキングという本末転倒な内容となっている。
霊感をもつ少女【美咲】のクラスメートが次々と殺され、その亡霊たちが彼女の前に現れる。
そこへ、かつて【美咲】が想いを寄せていた、幼なじみの少年が転校してきて──。
陳腐きわまりないストーリーもさることながら、主演の藤原ひとみを始めとする三流アイドルたちの学芸会芝居には、何一つ光るものがない。それでいて、なぜかダンスのシーンだけやたら気合い入っている。
なお、ソフト化に際しては《テレビではオンエアー不可能な恐怖シーン》とやらが追加されているのだという。
たしかに、抉り取られた目玉が宙を飛んだり、切断された耳が水槽の中に落ちていったりといった、直接的なスプラッター描写が散見する。が、だからどうしたとしか言いようがない。