CON TON 獣神伝説|評論家を燃やせ!(いいニオイさ)
★★★ インターネットが普及し、誰もが「評論家」になれるようになった今日。もはやあらゆる映画が語り尽くされたのではないか、とすら思えてくる。 だからこそ、中古ビデオ屋で名前すら見たことのない作品(とくに和製)を見つけると、嬉しくなってつい買ってしまう。大雪の降った日の朝、道路に初めて足跡をつけるような気分だ。 ここで取り上げる『CON TON 獣神伝説』も、そんな中の一つだった。 パッケージの紹介 […]
チェイン|評論家を燃やせ!(いいニオイさ)
★ あまり個人的な思い出話をするのは気が進まないけれど、清水厚監督にとって初の劇場公開作品『ねらわれた学園(97年度版)』は、少なからず愛着のある映画だ。新人アイドル、村田和美をフィーチャーした瑞々しい青春描写は、当時、陰気な高校生活を送っていた私の憧れだった。 だからこそ、その清水監督にとって劇場用作品第2弾にあたる『蛇女』が、マニアから「トンデモ映画」認定されていると知ったときは、ショックだっ […]
CFガール|評論家を燃やせ!(いいニオイさ)
★ 監督の橋本以蔵は、なにも『ラッキー・スカイ・ダイアモンド』や『死霊の罠2』のような狂った映画ばっかり撮っているわけではなく、こういうまっとうな娯楽映画も作っていた。 実力はあるが社会性に欠け、業界を干されているCFディレクター。かつての相棒であったプロデューサーと共に再起を目論見む彼は、偶然見かけた美少女をスカウトし、傑作CFを作ろうとする。 だが彼女は、業界の黒幕とされる人物の孫娘だった。主 […]
亡霊学級 少女の戦慄|評論家を燃やせ!(いいニオイさ)
★★★★ つのだじろう原作のホラー漫画『亡霊学級』の実写化第2弾。鶴田法男が監督した前作に続き、早くも翌年に発表された。 今回、監督を手がけたのは、ピンク映画四天王の一人、サトウトシキ。一見、畑違いのように思えるが、はっきり言って本作の方が、ホラー映画としての恐怖度は断然高い。 前作同様、夏休み中の高校が舞台となっている。 主人公は、生まれる前に父を亡くし、ずっと母と二人で暮らしてきた。その母も病 […]
亡霊学級|評論家を燃やせ!(いいニオイさ)
★ 原作は、つのだじろうのホラー漫画。劇中の主人公が原作を読むことで、その内容と同じ怪現象が身の回りに起こる、という筋書きになっている。読んだ本の内容が現実化するというパターン自体はありがちだけれど、実在する本、それも原作が、そのまま劇中に登場するケースは珍しい。 しかし、そのせいで、どうも手前味噌というか、内輪ノリっぽい感じが否めないのだ。つのだ自身が本人の役で出演しているのも、白々しさに拍車を […]
美少女の死顔は美しい sign|評論家を燃やせ!(いいニオイさ)
★ 可憐な少女をヒドい目に遭わせて、その苦しみ悶える姿を愛でるというのは、ホラー映画の醍醐味である。 『美少女の死顔は美しい』も、その一つ。タイトルのとおり、女の子が不条理な事件に巻き込まれて殺されていく様を描く。 全部で4作品からなるシリーズ。それぞれグラビア・アイドルたちが主演を務めている。本作『sign』の主演は、遠藤栄理香。 主人公は、高校の演劇部員。文化祭で発表する劇の脚本を任されたもの […]
BALZAC『Marchen aus dem horrorwald』|評論家を燃やせ!(いいニオイさ)
★★ 日本のホラー・パンク・バンド、BALZAC(バルザック)のDVD付きシングル『D.A.R.K』に収録された短編映画。 バンドのイメージ・キャラクターである【紙袋男】を主人公にした、無声映画調のゴシック・ホラーとなっている。 BALZACがヨーロッパ・ツアーを行なった際に訪れた、ドイツの古城が舞台。 スタッフには実在したシリアル・キラー(連続殺人犯)の名前が宛われているが、実際に監督を務めたの […]
安倍なつみ『たからもの』|評論家を燃やせ!(いいニオイさ)
★★ もうすでに存在しないインターネットの動画配信サイト「GyaO(ギャオ)」で放映されていたドラマ。 安倍なつみが、主人公の【千(せん)】を演じる。【千】名義でリリースした同タイトルの歌が、ストーリーの下地となっており、さながら長編プロモーション・ビデオといった形だ。 5歳の時に病気で母を亡くし、15歳になってから、阪神淡路大震災で父と死に別れた、孤独な主人公【千】。今は上京し、一人暮らしをして […]
