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D-girls アイドル探偵三姉妹物語|評論家を燃やせ!(いいニオイさ)

★ いわゆる「アイドル映画(ドラマ)」というものについては、素材となるアイドルさえ魅力的に描けていれば、じゅうぶん合格点をあげられる。だから「映画(ドラマ)」としては完全に破綻している『ゴーストシステム』や『グランドレス・サスピション』といった作品も、私にとっては宝物だ。出来の悪い子ほどかわいい、という人情もある。 が、それにしてもこの『D-girls アイドル探偵三姉妹物語』はどうだ。低予算は仕 […]

集団殺人クラブ 最後の殺戮|評論家を燃やせ!(いいニオイさ)

★ 不死の殺人鬼【タケゾウ】が、女子高生たちを血祭りに上げていく。スプラッター・ホラー・シリーズの完結編。 超能力を持つ少女【ミサト】と、その幼なじみで麻薬売買に手を染める不良少女【カオリ】。【ミサト】は【カオリ】を悪の道から救い出そうとするが、裏切り者呼ばわりされた上、【カオリ】の仲間たちに輪姦されそうになる。 泣き叫ぶ【ミサト】を、冷ややかに見下す【カオリ】。そこへ突如、【タケゾウ】が登場し、 […]

ラバーズ・ラヴァー|評論家を燃やせ!(いいニオイさ)

★ いわゆる「サイバーパンク」ってやつですか。セットが凝っているぶん、役者の力量不足が際立つ。金切り声でセリフを捲くし立てれば「狂気」が表現できると勘違いした、三流のアングラ劇団みたいなノリに終始イライラ。 また、このテの作品の常として、ストーリーも設定もチンプンかんぷん。非人道的な実験によってムリヤリ進化させられた人間が、いったいどういう能力を得たのか。そして件の組織は、それを利用して何をやろう […]

もうひとりいる|評論家を燃やせ!(いいニオイさ)

★★★ 経験している最中はそうでもないのに、後で振り返ってみたとき「なんだったんだろう、あれは……?」と思うような出来事がけっこうある。 『もうひとりいる』は、そんな映画だ。 最初観たときは、とくに印象に残らなかった。佐久間信子、世那、川辺千恵子という3人の無名アイドルを主役に据えた短編映画で、彼女たちは劇中でも新人アイドルの役で登場する。 3人とも、初々しいながら一所懸命演技をしていて好感が持て […]

萌の朱雀|評論家を燃やせ!(いいニオイさ)

★ 山奥の農村に暮らす一家が、亭主の自殺をきっかけに離散する様を淡々と映し出す。 その亭主を演じる國村隼を除いて、ほとんどのキャストは現地の素人を起用するという、実験的な手法が採られている。 だが、そのせいもあって全体的に台詞がぼそぼそと聞き取りづらく、劇中の人間関係はおろか、今、画面で何が起こっているのかすら、まるで把握できない。 たとえば、亭主の自殺の原因が、従事していた鉄道トンネル工事の中止 […]

meixianG『僕の部屋』|評論家を燃やせ!(いいニオイさ)

★ 『紀雄の部屋』のDVDには、特典映像としてmeixianG(ミキサング)が歌うエンディング・テーマ『僕の部屋』のミュージック・クリップと、同曲を収録したCDが付属されている。 『紀雄の部屋』は1時間弱の短編映画だったが、ミュージック・クリップの方も約20分の短編映画として作られている(監督や脚本家のクレジットはなし)。 主演は、同映画で脇役を務めた安藤希。テレビ東京系列の深夜TVドラマ『ヴァン […]

紀雄の部屋|評論家を燃やせ!(いいニオイさ)

★★ プロレス・オタクの主人公【紀雄】と、“不思議ちゃん”の恋人【綾子】の同棲生活をコメディ・タッチで描く、60分弱の短編映画。 短編映画は90分前後の中篇作品とは違ったまとめ方・見せ方をしなければならないが、この映画の場合は、コントの寄せ集めといった感じでストーリーの体をなしていない。 主人公カップルを始めとして、ヘンテコなキャラクターが登場し、ただひたすらヘンテコなことをする。それ以外には何の […]

陰陽師 妖魔討伐姫|評論家を燃やせ!(いいニオイさ)

★ その美貌と独特の表現力にもかかわらず、安藤希という女優がいまいちマイナーな印象から逃れられなかったのは、一時期、こういう貧乏臭いZ級ホラーに出まくっていたからではないか。いくら役者が仕事を選べないとはいえ、その仕事のせいでかえって負のイメージが助長されるという悪循環。 『陰陽師 安部晴明』と同じく、学研のオカルト雑誌『ムー』が監修しているが、今回はドキュメンタリーではなく、ドラマだ。 従来「陰 […]

マリア様がみてる(2004年度TVアニメ版)|評論家を燃やせ!(いいニオイさ)

★ 「百合」の代名詞としてオタク・カルチャー史にその名を刻むライトノベル・シリーズ『マリみて』が、ブームの真っただ中だった頃に制作されたTVアニメ。 ソフトの第1巻は『第1話 波乱の姉妹宣言』『第2話 胸騒ぎの連弾』『第3話 月とロザリオ』の計3話を収録。原作第1巻の内容を三分割して映像化する形となっている。 ミッション系のお嬢様学校という浮世離れした原作のシチュエーションは、ともすれば敷居の高い […]

マリア様がみてる(2010年度実写映画版)|評論家を燃やせ!(いいニオイさ)

★★ ゼロ年代「百合ブーム」の嚆矢となった、今野緒雪原作のライトノベル・シリーズの第1巻を実写映画化。 あらためて説明すると、「百合」とは女性同士の恋愛をテーマにしたマンガなどのフィクション作品のことで、「ガールズ・ラブ(GL)」とも呼ばれる。男性同士の恋愛を描く「ボーイズ・ラブ(BL)」と対にして用いられる言葉だが、今回の実写版『マリみて』の監督は、過去にそのものズバリ『BOYS LOVE』とい […]

虹色★ロケット|評論家を燃やせ!(いいニオイさ)

★★★ 千葉県立幕張総合高等学校の自主制作映画サークル「芸術家族ラチメリア・カルムナエ(通称ラチカル)」が、2007年に発表した作品。その“感動的”な内容から、当時はメディアでけっこう話題になっていた。 元々は、授業で流す「道徳ビデオ」として制作されたという。それを学生による短編映画のコンクールに送ってみたところ(規定の上映時間をオーバーしていたために選外となったものの)結果的に一人の審査員の心を […]

『柘榴ノ杜』のあゆみ|柘榴ノ杜

2003年8月頃 自宅近所のレンタルビデオ店(’15年9月に閉店)にて『富江 最終章 ~禁断の果実~』のVHSをレンタルし、自室で視聴する。 2006.1.11 『評論家を燃やせ!(いいニオイさ)』開設。併せて今は亡き「さるさる日記」に更新履歴(兼身辺雑記)を掲載していく(タイトル失念)。ちなみに26歳の誕生日。 2006.1.13 『柘榴ノ杜』開設。ちなみに13日の金曜日。 2006 […]